何年も待たされ、やっと特養ホームに入所できて、本人も家族も一安心と思っていたら、退所せざるを得ない結果となりました。この方は、のどにタンがつまらないように吸引が必要です。入所できた特養ホームが民間のため、夜間、看護師がいなくなり吸引ができません。家族が毎日泊まり込むわけにもいきません。結局、自宅に引き取らざる得なくなりました。引き取っても深刻です。家族が交替で泊まり込んで面倒を見なければなりません。区立の白金の森や、港南の郷、サンサン赤坂には、区の責任で夜間でも看護師を一名配置していますから、吸引の必要な人も入所できます。ところが民間の特養ホームでは、夜間、看護師がいないため、いま紹介した事態です。港区の責任で、夜間、看護師が配置できるよう、財政的な支援を行うべきです。 (12 3定 熊田議員)