日本共産党 港区議団
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品川駅周辺の街づくりでは住民の意見を良く聞き、住民の立場に立った対応をすべき!

 東京都は「品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン2014」を策定しました。東京都が2007年(H19)に「品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン」を策定後、国や東京都は、アジアヘッドクォーター特区、特定都市再生緊急整備地域、国家戦略特区の指定、東京オリンピック・パラリンピック開催決定など、品川駅周辺を大変貌させようとしています。
 「品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン2014」は、羽田空港の国際化、品川駅拠点のリニア中央新幹線、東京オリンピック・パラリンピック開催などを契機に、品川駅から北に約1kmのところに新駅を作り、約13haの土地に高さ約160mの超高層ビル8棟を計画し、品川駅周辺を大規模開発する計画となっています。
 報道によれば、3棟がマンション、5棟がオフィスや商業施設の入る複合ビルを計画しているというのです。風をさえぎる超高層ビルが環境に与える影響については、汐留地区の例を見ても明らかです。汐留地域の超高層ビル群が、海からの風をさえぎり、遠く多摩地域にまで影響を及ぼしていたからです。このことから品川駅周辺のまちづくりでは、風の道を計画しているといいますが、風は、いつも決まった方向で吹くものではありません。
 11月15日のNHKスペシャルは、自然災害の脅威に迫るシリーズ第5弾として、今年夏の豪雨災害を取り上げていました。ビルの林立により、ビルの放射熱を奪い巻き上げ、上空に積乱雲を発生させ、大量の雨を降らせていたことが、最近の研究から明らかになったというのです。大量の雨は、雨水貯留施設では処理しきれず、マンホールを突き上げ、道路が大洪水になっていく様をテレビは写し、地下鉄駅の場合、止水板を乗り越えて大量の雨が、地下鉄駅構内に入っていく様を報道していました。ビル群の林立が、新たな環境破壊をもたらします。超高層ビルの林立はやめ、環境に配慮したまち作りとすべきです。
 計画は、活発な都市活動を支えるとして、快適な歩行者ネットワークの構築を掲げていますが、品川駅と新駅とを結ぶ歩行者ネットワークにより、周辺の商店は、今後どうなるのか不安を抱いています。区は、都の計画を無批判に誘導、推進するのでなく、住民の意見をよく聞き住民の立場にたち対応すべきです。   (14 4定 沖島議員)
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