国民健康保険料が大幅に値上げされようとしています
低所得世帯を直撃します
港区の国保加入者は、43,351世帯。国保料が高すぎるため払えない世帯が37.6%を占めているのにまた値上げされようとしています。
東京23区は国保保険料の算出を、これまでの「住民税方式」から、「旧ただし書き方式」に変更します。新方式では扶養控除などの各種控除が適用されないため、控除を受けている低・中所得世帯や障害者、家族の多い世帯の負担が重くなります。
均等割だけだった人が、あらたに所得割も賦課される人は1,624人(2.6%)、所得割額の値上げになる人は8,395人(13.6%)です。
年収300万円の4人世帯の場合、表のように現行方式では年16万7,841円の保険料が、新方式では288,231円と、1.72倍に上がります。「経過措置」を2年間実施しますが、それでも227,313円(1.35倍)に上がります。
力を合わせ、値上げストップを
今でも高い国保料に区民から悲鳴が上がっています。値下げこそ必要なのに、値上げなんてとんでもありません。
2月23日から始まる定例区議会に値上げ条例が提案されようとしています。「値上げはするな」の声をぜひ、区長、区議会に届けて下さい。
保険料試算モデルケース (港区資料より)
区分 年金収入200万の2人世帯 給与収入300万の4人世帯
現行方式 63,840円 167,841円
新方式 101,863円 288,231円
倍率 1,6倍 1,72倍
経過措置 73,345円 227,313円