区の活性化のため、歴史的遺産である「徳川家霊廟」の公開にあたり区の助成を!
2月25日のいとうひでき氏のブログで、日本共産党港区議団の代表質問に対し、「共産党議員団が港区の観光振興の為、増上寺の参拝料について区が助成すべき」と主張したが、これは、「憲法の政教分離の趣旨に反し、憲法違反である」、「共産党が憲法違反の要求をつきつけるとは耳を疑う」と言っていますが、質問の主旨をねじ曲げたものです。そこで、以下のとおり、私たちの見解を改めてお知らせしたいと思います。
氏は、憲法違反の靖国神社の玉串料などへの公費負担の問題と混同しているようですが、憲法89条で言う政教分離の原則とは、特定の宗教への公の便宜供与を禁止するものであって、歴史的・文化的な財産を守るための支出や観光資源として活用し、産業振興につなげようとすることを否定するものではありません。
今回の代表質問は、NHKの大河ドラマの経済効果を活用すべきという区民の意見や、徳川霊廟の一般公開を区に働きかけてきた経過をふまえて、港区の観光振興と港区の活性化を考えたものであり、一宗派としての増上寺の利益を図るものではありません。しかも、氏が言うような、増上寺そのものの参拝料ではなく、NHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国」にちなんで、増上寺が「徳川将軍家霊廟」を期間を限って(4月15日~11月末)特別公開するにあたり、1人でも多くの方に港区にきていただき、歴史的・文化的遺産を見てもらうために提案したものです。こうした取り組みは、形は一様ではありませんが、他の自治体でも行われています。
私たち港区議団は、今後とも、港区の観光資源を掘り起こし、これを港区の活性化につなげていくような取り組みを旺盛に進めていきます。
質問と答弁はこちらで、是非見てください。
⇒ NHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」に関する質問.pdf