家庭の経済状況によって、勉学の機会に差が生じてはなりません。そのためには港区で実施している奨学金制度は重要です。しかし現在、卒業しても就職できない。事態は深刻です。 新聞報道によると、総務省が8月30日発表した7月の労働力調査によると、完全失業率(季節調整値)は前月から0.1ポイント上昇し4.7%、2カ月連続して悪化しています。また、文部科学省と厚生労働省によると、今春の大学新卒者の就職率は91.0%。「就職氷河期」といわれた1999年度を0.1ポイント下回り、過去最低の就職率です。奨学金の問題については、度々提案してきていますが、奨学金制度は、「返済金を原資にしているから免除はできない」などとまじめに答弁していません。予算措置をすれば良いわけですから、がんばって無事卒業した人については、返済を免除すべきです。また、給付型奨学金制度を創設すべきです。 (11 3定 熊田議員 代表質問)