放射能汚染による影響は長期に渡って続きます。とりわけ懸念されるのは子どもたちへの健康被害です。放射能による健康被害は、たとえ低線量であっても、将来、発ガンなどのリスクを高めます。
第2回定例会で採択された「子どもたちの安全対策に関する請願」に基づいて小学校と保育園の保護者から子どもたちの健康・生命を最優先で対応してほしいとの区長への要請もされています。また区主催の2回の学習会でも「日本に安全な場所があるのでしょうか」「二人目を考えているのですが、子供を産んでも大丈夫でしょうか」など切実な声が上がっています。
子どもたちや保護者の願いを実現させるために次のことを求めます。
①子どもたちのいのちと健康を守るため、各学校、保育園に食材の放射能測定検査機を設置すること。当面、検査機関に依頼し食材検査を行うこと。
②3月11日以降、砂の入れ替えをしていない砂場については、早急に砂の入れ替えを行うこと。
③幼稚園、小学校、中学校、保育園、児童遊園、公園など子どもたちが集まる場所については、植栽、芝生、周辺の土壌の検査を実施すること。また、雨水ますや側溝の汚泥の検査を実施すること。
④児童遊園や公園、学校などで落ち葉を集めているところは、集積物の検査を実施すること。また、噴水、じゃぶじゃぶ池の水質検査を実施すること。
⑤放射能に関する区民向けの学習会は、継続的に実施するとともに参加しやすい土曜日、日曜日にも開催すること。
⑥貸し出し用の放射能測定器を各総合支所に複数台用意すること。
(11 3定 大滝議員 一般質問)