7月6日、港区議会本会議で、「港区議会の本会議場に国旗の掲揚を求める請願」を、
自民、公明、みなと政策クラブ(民主・オンブズみなと)、みんなの党、一人の声(一人
反対)など、多数で採択しました。
「日の丸」を良いという人もいます。しかし、そうでない人もいます。戦争中、「日の
丸」は侵略戦争の旗じるしとして使われてきました。日本の将来を担う青少年が「日の
丸」の小旗に送られて出征し、大勢の人が帰らぬ人となりました。
このように、侵略の旗として「日の丸」が使われたという歴史的事実から、「日の
丸」を国旗として制定するとき、国民世論が賛成・反対と、大きく分かれたのです。
そのため、政府の法案も「日の丸」掲揚の「義務付け」ができませんでした。当時の
首相も「掲揚の義務付けを行うことは考えていない」と国会で答弁しています。
本会議場は、多様な価値観を持つ区民を代表する議員が論議を尽くす"言論の府"
であり、思想・信条・宗派の多様な区民も傍聴者として参加する"民主主義の府"でも
あり、「日の丸」を掲揚すべきではありません。
「本会議場に国旗の掲揚を求める請願」は、採択されましたが、掲揚を許すかどうか
は、これからの運動にかかっています。
党区議団は、掲揚を許さないため、広範な区民のみなさんと力を合わせて、全力でが
んばります。