正義の弁護士、首都東京の知事として最良・最善の候補者
みなさん、こんにちは。日本共産党の志位和夫でございます。(拍手)
全国注視の首都東京の知事選挙がいよいよはじまりました。
宇都宮けんじさんは、人権弁護士として43年、「反貧困ネットワーク」の代表、「年越し派遣村」の名誉村長として活躍されてきました。つねに弱い立場の人に寄りそって、正義をつらぬいてこられた弁護士です(拍手)。日本弁護士連合会の会長として、政府にさまざまな政策提言を行い、実現してきた力ある人であります。(拍手)
首都東京の知事として、最良・最善の候補者が、宇都宮けんじさんではないでしょうか(大きな拍手)。政党・団体・個人、みんなの共同の力で、なんとしても東京都知事に押しあげようではありませんか。(拍手)
秘密法、消費税増税、原発推進、憲法改定――安倍政権の暴走にストップの審判を
都知事選挙で問われる問題は何でしょうか。私は、この選挙では二つの大きな選択が問われると思います。
一つは、安倍政権の国民そっちのけの暴走を許すのか、ストップの審判を下すのかであります。
安倍政権は、昨年の臨時国会で、5割の国民の反対の声、8割の国民の慎重審議を求める声を踏みつけにして秘密保護法を強行しました。働く人の賃金は減り続けているのに、4月から消費税大増税で8兆円もの負担増を押し付けようとしています。国民の7割、8割が求めている「原発ゼロ」の声を踏みにじって原発にしがみつき、再稼働をすすめ、大間など新たな原発建設まですすめると言いだしています。憲法9条を壊して日本をアメリカといっしょに「海外で戦争をする国」につくり変えようとしています。
みなさん。こういう時に、今度の都知事選挙で、消費税増税に正面から反対し、都民の暮らしを守りぬくと表明している候補者は、宇都宮けんじさんただ一人ではありませんか(拍手)。原発ゼロ・再稼働反対の願いも、福島の被災者支援にとりくみ、原発反対の市民運動に参加してきた宇都宮けんじさんにこそ託せるのではないでしょうか(大きな拍手)。秘密保護法を廃止し、憲法9条を守りぬき、東京から平和を発信しようと力強く公約している候補者は、宇都宮けんじさんをおいてほかにありません。(大きな拍手)
平和・人権・民主主義を守る先頭に立ってきた正義の弁護士・宇都宮けんじさんへの1票で、安倍政権の暴走に、首都東京からストップの審判を下していこうではありませんか。(大きな拍手)
暮らし削って巨大開発――「逆立ち」ただし、暮らし・福祉第一の都政への転換を
もう一つは、14年間続いた石原・猪瀬都政を継続するのか、転換をはかるのかであります。
「何がぜいたくかと言えば、まず福祉」という石原知事の号令で、老人医療費助成が廃止され、シルバーパスは有料化されました。高齢者のための福祉予算は、お年寄り1人当たりで年間3万円も減らされました。全国47都道府県で減らしたのは東京都だけ、よそは全部増やしています。財政にしめる老人福祉費の割合は全国2位から43位、全国最低水準にまで転落してしまいました。みなさん。宇都宮けんじさんで、東京の福祉をとりもどそうではありませんか。(大きな拍手)
清瀬、八王子、梅ケ丘の三つの小児病院がすべて廃止され、出産、子育ての心配が広がっています。認可保育園に入りたいと希望しても入れない待機児は2万人を超えています。全国47都道府県で最悪です。「今年4月から保育園に入れるだろうか、入れなかったらどうしよう」と、いま多くのお母さん、お父さんが不安な日々を送っておられるのではないでしょうか。宇都宮けんじさんで、安心して子育てのできる東京をごいっしょにつくっていこうではありませんか。(大きな拍手)
都営住宅の新規建設は14年間ゼロが続いています。急がれている木造住宅の耐震化は、「自己責任が第一」と言って、助成対象を23区内のわずか3%の地域に限定したため、耐震助成の実績は静岡県の20分の1以下というお粗末さです。
都民の福祉と暮らしを削りに削って、いったいどこに税金をつかっているのか。東京外郭環状道路など巨大公共事業であります。外環道路は1メートルつくるのに1億円、関越道から東名道までの16キロで2兆円と言われています。外環道路わずか780メートル分で3万人分の認可保育園をつくることができます。どちらにお金を優先すべきかは明らかではありませんか。(「そうだ」の声、大きな拍手)
福祉と暮らしの予算を削って巨大公共事業に注ぎ込む「逆立ち」都政をただし、都民の暮らし・福祉第一の都政への転換を――この都民の願いを託せる候補者は、宇都宮けんじさんただ一人だということを、私は訴えたいと思うのであります。(大きな拍手)
暮らしの願い、福祉の願い、子育ての願い、原発ゼロの願い、平和の願い――1300万都民の願いを、こぞって宇都宮けんじさんへの1票に託そうではありませんか。
17日間、支持を広げに広げ、勝利をつかみとろう
「安倍政権の暴走にストップを」、「暮らし・福祉第一の都政への転換を」――この二つの願いをどうかこぞって、宇都宮けんじさんに託してください。
きょうから17日間、宇都宮けんじさんへの支持を広げに広げ、かならず勝利をつかみとろうではありませんか(「よし」の声、大きな拍手)。私たちも、その一員として全力をあげて、勝利のために頑張りぬくことをお誓いして、訴えとさせていだだきます。(大きな拍手)