昨年4月認可保育園の入所を希望して入れなかった子供が1,245人に上りました。認可保育園に入りたいと願う保護者等の運動や、わが党をはじめ区議会の多くの会派からも待機児解消を求める声が多数になりました。 こうした声を受けて区としても、待機児童の解消は区政の重要課題と位置づけて、新たな区立保育園の整備や緊急暫定保育施設の整備、私立認可園の誘致などに取り組んできました。2014年4月は定員の弾力化を含め1,371名の定員増になりました。 4月からの入園を希望する1次選考分の申し込みが1月10日締め切られ、2,023人の申し込みがありました。昨年の1,959人と比べ64名の増です。そのうち0歳児の申し込みは501人で13名の増、1歳児は719名で148名の増となり、0・1歳児の申し込みが増えました。内定発表が昨日に行われ、1次で入園できなかった児童が909人です。就学前児童の増加や共働き世帯の増加で保育需要は増加しています。働く環境を保障する上で、保育園の整備は重要です。一日も早い待機児解消に取り組むべきです。
①子供たちが長時間を過ごす場にふさわしく、保育環境の整った認可保育園の増設を図ること
②新知事が4年間で待機児童を解消すると発言していますが、その内容は東京都の認証保育園の更なる規制緩和を行って、待機児童を解消するという中身も含まれています。これ以上の規制緩和は行わないよう東京都に申し入れること
③待機児解消のために都有地の活用についても言及しました(賃料1/10)私たちも都有地や国有地を活用して保育園の建設を行うよう求めてきました。区内の都有地や国有地の情報を早期に明らかにさせ、保育園用地として活用すること
④保育士の賃金が低い問題で、都独自の補助制度を新設する方針も打ち出しました。公私格差是正は、子供たちにとっても重要です。ぜひ早期に実現できるよう東京都に申し入れるべきです。 (14 1定 熊田議員)