北青山2丁目・財務省青山寮はマンション、赤坂7丁目・公務員宿舎は民間スタジオ、南青山6丁目・建設省青山住宅・学生寮・建設共済会館は大きなマンション、南青山5丁目・公務員青山住宅は解体中、西麻布4丁目・公務員西麻布寮は解体中、南青山1丁目・都営住宅跡地(交通局用地)はコインパーキングとコンビニ、南青山2丁目・都営住宅跡地は民間マンション建設のお知らせ看板、南青山1丁目・国有地はボーリング調査。これは動きの見えるところです。更地の都営住宅跡地や、閉鎖されたままの関東財務局青山住宅などもあります。これらはほんの一部だと思います。国民の財産である国有地が、三菱地所など大手不動産などに売却され、民間大企業のもうけのために提供されています。 都民の貴重な財産である都有地、例えば、南青山2丁目15番の都営住宅跡地(2977平方メートル)は、三井不動産の7階建てマンション建設が計画されています。この土地は、わが党区議団が住民要求に基づき活用方法も示し、借用や取得を提案してきました。最近では、他会派も活用を求めています。担当部署に調べてもらったところ、東京都は「50年の定期借地権で民間に貸し付ける」とのこと。貸し付けの場合、地元の港区に取得の意思についての「意見照会はしない」とのことです。民間に50年間も貸すに当たって、港区の意見照会をしないことはきわめて問題です。
過去10年間の国、東京都からの土地についての「意見照会」について調査し、区議会に報告すること。国と東京都に対して、定期借地権で民間に貸し付ける場合でも、地元区に活用の意思の有無について、「意見照会」するよう、求めるべきです。
いま、首都直下地震の発生確率が高まっている時だけに、行政の利用計画がない国有地、都有地については、近隣住民が避難できるように、芝生公園や広場として確保しておく必要があります。国、東京都に要求すべきです。
白金2丁目の都職員住宅跡地は、防災公園として整備するよう、東京都に要請すること。港区も積極的に協力すること。等求めます。 (14 1定 大滝議員)