妊娠中の女性が風疹にかかることで胎児に障害がでる「先天性風疹症候群(CRS)」の報告数が、昨年、統計のある1999年以降で最多となりました。国立感染症の多屋馨子(けいこ)医師は「風疹を侮らないでください。子どもの人生を左右してしまうのだから」と、警鐘を鳴らしています。
女性が妊娠5ヶ月までに風疹を患うと、胎児が難聴や白内障、心疾患などの障害になる可能性があります。妊娠から1ヶ月以内で風疹になった場合、胎児に何らかの影響がでる確率は50%以上あると言われます。3ヶ月以内だと複数の障害がでることがあると言います。風疹が大流行した昨年は32件と大幅に増えました。風疹の流行は2~3年続く傾向があり、今年も注意が必要です。
港区では、19歳以上の区民で、
①妊娠を予定又は、希望している女性とその夫
②妊娠している女性の夫
③妊娠している人と接する機会のある人
を対象に、風疹は3000円、麻しん風疹は6000円の助成を行っています。しかし、助成期間が今年の3月31日までです。
来年度も、接種費用の助成を継続すること。また、助成額の拡大を行うこと。
本来、国が助成すべきものです。国に制度の創設を求めること。などを求めます。
(14 1定 大滝議員)