新交通システム「ゆりかもめ」の運賃は、台場から新橋まで片道15分の乗車で310円、往復すると620円になり、あまりにも高すぎるとしてこれまで度々、台場居住者への減額要求をしてきました。会社では現在、4月からの消費税の8%への増税実施に伴って運賃改定の申請がされていますので、切符では片道320円,ICカードは319円となり負担は一層重くなります。これまでの答弁では「減額要請をしているが、会社からは延伸の事業、安全性、経営の健全性などから割引制度を拡大することは厳しいという回答です」とされていました。
「ゆりかもめ」は来年で開業20年になりますが、臨海部の開発に伴って利用者数を大きくのばしてきました。1月18日からは開業以来初のフルモデルチェンジを行った新型車両の営業運転を開始しました。これに先立って試乗会が行われ、挨拶にたった社長は「この間黒字が続き、経営は安定しています」と強調され、新型車両は「眺望性、輸送力、快適性、バリアフリー対策を高めた」と述べました。 お台場レインボーバスの運行で、台場から田町駅、品川駅までは200円で行けるようになりましたが、新橋に出るには「ゆりかもめ」に乗車する以外にありません。経営も安定し、巨費をかけて新型車両の導入で集客力のアップを図ろうとの余裕もでている今こそ台場住民の運賃減額を求めるべきです。また、シルバーパスについても利用できるよう要請すべきです。 (14 1定 大滝議員)