私たちはこれまで高齢者の医療費の無料化については何度も取り上げ、昨年の11月には緊急要望書を区長に提出しました。
国は昨年の4月から新たに70才になる方から段階的に2割負担にしています。
健康寿命をのばすには早期発見早期治療が重要です。そのためには医療費の心配がなく早期に受診できることが一番です。
区長は、「国が段階的な見直しを行っていることから70才以上の医療費の一部負担については、区独自に無料化することは困難である」との答弁をしています。
「日本一の福祉のまちづくり」をかかげる日の出町は、75才以上の医療費の無料化に続いて70才から74才の医療費助成制度を2月から実施しています。助成額は医療機関で支払った窓口負担(高額療養費で戻る分は除く)で2000円を超える額を助成します。日の出町の考えは「早期発見早期治療で重篤になる前に医療機関にかかってもらうことで高齢者の健康を保ってもらうことがねらいです」と話しています。2009年から実施している医療費の無料化で、後期高齢者の一人あたりの年間給付額は2010年度66万5,141円から2013年度は64万1,158万円に減っています。一方で同時期の東京都全体の医療費は一人あたり80万2,538円から83万8,965円に増えています。
医療費無料化の効果は明らかです。高齢者の健康増進のためにも医療費の無料化を実施すべきです。
(15 1定 熊田議員)