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司書資格を持った職員の全校配置など、学校図書館の充実を!

 豊かな人間性を育くむ上で大きな力になるのが、良い本との出会いです。さらに学校図書館は、各教科での調べものをするところでもあり、学習意欲の向上につながります。こうした学校図書館が、「休み時間に鍵がかかって使えない」とのことから、私たちは、各学校図書館を訪問し、その調査にもとづいて学校図書館の改善を求め、今までにも幾度となく質問して来ました。その結果、リーディングアドバイザリースタッフ(RAS)の配置や拡大、蔵書数の増大など、大きく前進しましたが、さらなる改善・充実を求め質問します。第2回定例会での教育長答弁は、学校図書館が複数のフロアに分かれている学校や、児童数の多い学校にRASの複数配置を検討するという一方、本の貸し出し数が8%増えるなどRAS配置の成果が見られるとしながらも、職員待遇とはしないなど、RASの実態、学校図書館の役割、意義などを十分捉えていないものでした。RASは「本の読み聞かせ」や「調べ学習」の支援、選書の提案や課題図書をそろえたり、入荷時の本の配架や古くなった本の廃棄、学級編成時に伴うカードの作成や学級文庫の配架等で、年度初めなどは大変な仕事量になるといいます。
 本年6月に、国会で学校図書館法改正が全会一致で可決されました。この改正において、学校司書を次のように規定しています。「第6条 学校には前条第1項の司書教諭のほか学校図書館の運営の改善及び向上を図り、児童又は生徒及び教員による学校図書館の利用のいっそうの促進に資するため、専ら学校図書館の職務に従事する職員(次項において「学校司書」という。)を置くよう努めなければならない。2 国及び地方公共団体は、学校司書の資質の向上を図るため、研修の実施その他の必要な措置を講ずるよう努めなければならない。」
 文科省の調査研究協力会議の「報告書」でも学校図書館の運営・管理や読書活動の拠点となる環境整備の必要性、教育の面で学校司書の大きな役割が明記されています。
学校図書館の充実を国が示したことにより、その実現を図るためには
① リーディングアドバイザリースタッフは有償ボランティアではなく、職員待遇とすること。
②    司書資格を持った職員を全校に配置すること。
③司書資格を希望するRASに資格取得のための補助をすること。
④RASの配置人数は、施設や児童数に見合ったものにすること。  等が強く求められます。
 (14 3定 大滝議員)
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