日本共産党 港区議団
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区民の安全、生活環境確保のため、羽田離発着機の飛行経路の変更等を関係機関に申し入れよ!

 私たちのところには、区民からヘリコプターの飛行騒音について7月末から連日寄せられています。
 区内のヘリコプターが離着陸できるところは、平常時では芝浦ヘリポート、アークヒルズヘリポートの2カ所、非常時の場合は、都立城南高校、芝公園グランドなど6カ所となっています。区民からの情報にもあるように、7月、8月の飛行はいつもヘリコプターが飛んでいると思われるほど飛行騒音はひどいものでした。区の調査でも、アークヒルズヘリポートだけで7月37回、8月24回です。さらに、麻布米軍へリポート基地をいれれば、港区の上空は相当な頻度で飛行騒音が発生していることになります。
 こうしたところに、にわかに浮上してきたのが、東京オリンピック・パラリンピックの開催を機に、羽田、成田空港の離発着回数を増やすという問題です。6月に国土交通省から示された中間報告では、「今年度中には、両空港で約75万回に達する見通しとなっているが、さらに2020年のオリンピック・パラリンピックの開催地が東京ということになり、一層の増大が予想され、航空処理能力の拡大や、首都圏空港のさらなる機能強化を図る必要性」が述べられています。 示された南風案は、離発着回数が1時間あたり90回、北青山2丁目あたりから高輪を通り、港南4丁目あたりまでを港区の最南端で上空457メートルのところを飛ぶ案です。スカイツリーが634メートル、東京タワーは333メートルですから、その中間くらいを飛行機が飛ぶことになります。かなり低い位置で、しかも港区の上空を飛行機が1時間に31回も飛ぶことになれば、安全性や騒音など、不安がますます大きくなります。
 区民の安全、生活環境を考え、①学校など公共施設に騒音計を設置し、ヘリコプターの騒音を計測すること。②区民に国の計画案(飛行経路の見直し案)を説明し、意見を聞くこと。③飛行経路案の変更を関係機関に申し入れること。等、区に求めます。   (14 3定 大滝議員) 
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