白ガス管は亜鉛メッキをした旧式のガス管で、土中に埋設すると次第に亜鉛メッキが溶け出し、腐食でガス漏れが起こる危険性があります。1994年に都内で白ガス管のガス漏れによる爆発・死傷事故が相次いだことで大きな問題になり、ガス事業法の技術基準が改正され、96年から埋設部の新規使用が禁止されました。その後、ガス事業者が責任を負う本管や供給管については、2020年までの対策完了が目標として打ち出されています。
港区内には、供給管が1,948本(区道下のみ)残っているとのことです。一方、家庭敷地内の管については、ガス事業者が個人資産だとして交換費用の全額負担を要求していることから難航しています。首都直下型地震が切迫する中、地中にある腐食したガス管は、火災の原因となる危険な存在です。ひとたび地震によってガス漏
国や東京都に、個人宅も含めた白ガス管の交換の助成制度の実施を要請すること。東京ガスに対し、区内の白ガス管の供給管の早期交換を要請すること。区長は、「個人住宅は使用者の責任で管理を」と言いますが、地震などでガス漏れが発生すれば大惨事になりかねません。白ガス管の交換費用助成制度を創設すること。それぞれ対応を求めます。 (14 4定 風見議員)