「品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン2014」は、羽田空港の国際化、品川駅を拠点とするリニア中央新幹線、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催などを機に、環境破壊の超高層ビルを林立させる計画となっています。 品川駅から北に約1kmのところに新駅、約13haの土地に高さ約160mの超高層ビル8棟の計画です。
超高層ビルが環境に与える影響については、汐留地域の超高層ビル群が、海からの風をさえぎり、遠く多摩地域にまで影響を及ぼしていることが明らかになっています。港区環境基本計画(素案)に寄せられた区民意見では「新橋4、5丁目は、汐留の開発によってかぜが止まり、暑くなった」、「ヒートアイランド現象等、様々な意味で地球が暑くなってきている中、風の道をふさぐような高層建築を含めた大規模な面的開発が行われていることに対し、環境面から区として対策ができないか」、等々の意見が寄せられています。ビル群を林立させることをやめ、環境に配慮した計画とするよう東京都や関係機関に求めるべきです。答弁を求めます。計画は、品川駅と新駅とを結ぶ歩行者ネットワークの構築を掲げていますが、この歩行者ネットワークにより、周辺の商店は今後どうなるのか不安を抱いています。また「品川駅周辺の再開発により、大規模なビルが8棟建設されると報道されています。環境への配慮について、各事業体とよく調整をしてほしい」等の声が区民から出されています。昨年第4回の定例会で、私たちは「住民の意見をよく聞き住民の立場にたち対応すべき」ことを求めました。区長は「高輪地区については、新たな情報提供の場を設け、意見交換を行っていく」との答弁でした。実際、高輪での説明会では、ガイドラインの内容だけで、意見を聴く場ではなかったと聞いています。しかも町会から複数の参加も認められないなど、区が言う区民意見を重視したまち作りとは到底思えません。これからは情報提供や単なる説明会とせず、①区民意見を聞き、計画に反映させること。②町会から複数以上の参加を認めること。それぞれ求めます。 (15 1定 大滝議員)