待機児童解消に取り組んだ結果、待機児童は少しづつ改善してきていますが、それでも今年の4月、認可保育園を希望して入れなかった児童は529人でした。そのうち0,1,2歳児が351人です。
4月に待機児童が出ると言うことは、年度途中での入園は更に難しくなります。この間待機児解消のために私立の認可保育園を多く誘致したことで、園庭のない保育園やプール遊び場所のない園が多く、公立の保育園との保育環境の格差が新たな問題となりました。在改築中の「しばうら保育園」(2015年10月開設)の後は、計画がありません。長時間過ごす子ども達のためにも、待機児解消は保育環境の整った公立の認可保育園とすべきです。
現在運営している私立認可保育園の遊び場やプール遊び場の確保については、施設任せにせず区施設の利用など支援をすべきです。
緊急暫定保育室利用の保護者(有志)から運営に関する要望が区に提出され、私たち議員にも配布されました。保護者からの指摘を受けて区が行った調査でも保育士の数が定員に対して1歳児クラスで4名。2歳児クラスで3名不足し、応援職員や保育士資格のない職員で対応している状況が明らかになっています。昨年度は1年間で非常勤職員も含め12名の職員が退職しています。本当に驚くべき実態です。新年度がスタートしたばかりで、このような状況では保護者が不安に思うのは当然です。区が責任を持って以下の点に取り組むことを求めます。
① 今回の保護者からの指摘を真摯に受けとめて早急な改善に取り組むこと
② 何よりも子どもの安全を守るために保育士の体制を早急に整えること。
③ 保育士が安心して働けるよう労働環境の改善に取り組むこと。 (15 2定 熊田議員)