リーディングアドバイザリースタッフ(RAS)は、良書に巡り会えるよう援助をする大事な役割を果たしており、本の貸し出し数が増えるなど、児童・生徒の読書習慣の定着に成果を上げてきました。
私たちは、施設や児童数に見合った人数の配置や職員待遇とすることなどを繰り返し求めてきました。しかし、RASの配置については「利用の多い時期に配慮して、複数配置する」としたものの、有償ボランティアとの位置づけは変えていません。
児童・生徒の読書習慣のいっそうの定着と、学習意欲の向上を図っていくうえでは、学校司書の配置が必要です。 杉並区では2009~2012年にかけて全校に専任の司書を配置した結果飛躍的に貸し出し数が増加したそうです。
現在、司書資格を持っている人は、小学校は40名中9名、司書教諭の資格を持っている人は5名です。中学校では18名中4名、司書教諭は5名です。 すべての小・中学校に常勤の専任司書を配置すべきです。そのため、司書資格を持つRASについては常勤職員とすること。司書資格のないRASについては、資格取得への支援をすべきです。 (15 2定 熊田議員)