みなと９条の会

 　第2部では、ウクライナ出身のナターシャ・グジーさんが民族楽器バンドーラの演奏があり、バンドーらの調べと、ナターシャさんの澄み切った歌声に会場中が魅せられました。私も初めての楽器と初めての歌声にほんとうに感動しました。それにとってもきれいな方です。

　ナターシャさんはウクライナの出身で、日本にきて１０年になるそうですが、日本語がとてもきれいです。6才の時にチェリノブイリ原発事故に遭い、その経験を静かに話されました。爆発が起きたのは真夜中。住民は何も知らされず子ども達は翌日は学校に行き、幼子は森で遊び回わり、町の人はいつもと変わらない生活を送っていました。翌々日に爆発が知らされ、「大したことはありませんが、念のため3日間避難してください。すぐに帰れるので何も持たずに避難してください。と言われて住民は避難、それ以来、美しい森、思いでの詰まった家に２度と帰ることはできないまま、25年が過ぎたと話しました。人間は忘れることで同じ過ちを犯します。だから忘れないでほしい 、二度と繰り返してはならない と強調されました。最後にナターシャさんと一緒にふるさとを合唱。