第7次ボランティアに行きました。雪とみぞれの中の活動で寒かったです。でも、予想していたよりも厳しくはありませんでした。
初日の20日は、13時に現地救援センター到着。翌日の炊き出しの材料買いだしと食材の洗い、皮むき、カットの後、カレールウを入れる前までの作業を行いました。
21日は、前日の続き。カレーライスとみそ汁250食の完成をめざします。前日に煮込んでありますから、火が通れば割とスムーズに進みます。みそ汁は、キャベツと油揚げです。だしも加えて甘くておいしく出来上がりました。
トゥモロービジネスタウンの開成仮設住宅・11号団地は、240世帯で、近隣の仮設にも声をかけますから、相当の人数が予想されました。行列がずっと続いて、ついに250食分がすべてなくなってしまいました。最後の20人くらいが、カレーが不足。大変申し訳ありませんでした。後の反省会で、たとえカレーがなくなっても、何か別の形でも渡せる物を用意していないと、せっかく並んだのに、気の毒すぎる。と、今後の教訓としました。
炊き出しと合わせて、物資のお届けも行いました。冬のお届け・バザーは、仮設住宅の集会所を借りて行います。この日も毛布や冬物衣料がどんどんはけていきます。
3日目、22日は、遊学館仮設住宅に物資のお届けです。
この地域は、石巻中心地からかなり山中に入るところです。不便な地域であり、170戸の仮設ですが、入居は100世帯あまりだそうです。買い物にも不便、孤立した感じの住宅でした。
この集会所でお届け・バザーです。用意していた150人分の米や野菜でしたが、約60人くらいの集まりでした。毛布はほとんど持ち帰ってもらいましたが、冬服などは半分以上が残ってしまいました。結局、住民が少ないからです。
仮設住宅の設置場所ももっと住む立場にたった建設が必要です。
要望の聞き取りとともに、「緊急灯・ブザー等設置を求める」署名も協力を呼びかけました。
この間、何人かのお年寄りが亡くなって数日後に発見されるなど、孤独死がおきました。この署名は、部屋の中で体調を崩したりした時に緊急灯、ブザーを設置することで、早期に発見し、対策をとれるようにするものです。
仮設住宅は、まだまだ物理的にも精神的にも政治が果たすべき仕事がたくさんあります。国や県に改善要望の実現を求めつつ、ボランティアの支援も今だからこそ必要なことがたくさんあります。