第15次ボランティアは5月2日から5日まで、石巻市を中心におこなわれました。10名が港から参加。私は、4日のみ合流しました。
3日は、炊き出しの下準備です。トン汁250食分。野菜を洗って切ります。寸胴ナベに入れて下煮込み。特に大根を煮込むのに時間がかかります。下煮込みすることで翌日にはよ~く煮込まれて、味もでます。
このナベに、翌日には里芋、コンニャク、豚肉を入れます。豚肉は品川の食肉市場から直送でおろしたもので、とにかく美味しいのです。
下煮込みが終わったら、昼食をとり、女川町立病院の上から被災実態を視察して、牡鹿半島へ。ワカメを45キログラムわけてもらいます。小淵浜というところです。
ワカメが大量に水揚げされ仕分け作業の真っ最中でした。三陸ワカメは分厚くてしっかりしているのが特徴です。仕分けは、「切葉」、「元葉」と「茎」の3種類に分けます。
45キロの他に、茎もいただいてきました。
4日は、前山という仮設住宅に移動してバザー、炊き出し、お届けなどの活動です。東京の大学生が約30人ほどいっしょに行動します。青年達はお届け、バザーなど。私たちはトン汁の完成へ、作業を進めます。トラックから荷物を降ろして、準備を始めます。
この前山仮設住宅は、「遊学館」という施設の横にあります。市内から遠く離れた山奥で、買い物も不便で、車で30分もかかります。お年寄りなどの足確保のため、シャトルバスが運行されています。よく見ると、「4月以降もしばらく運行します」と書いてあります。打ち切りにならないようにしたいですね。
自治会の掲示板には、私たちの炊き出しなどの日程が張り出してありました。嬉しいです。