(1)子ども達に豊かな育ちを保障するために
港区にはたくさんの子育て世代が転入され、赤ちゃんや幼児をつれた若い夫婦の姿を多く目にするようになりました。
港区の将来を担う子ども達に豊かな育ちを保障するのは行政や私たち大人の大きな役割だと思います。
来年4月から子育て新制度が導入され、幼稚園・保育園に関係なく就学前児童の教育・保育の充実が求められることになりました。
子ども子育て支援ニーズ調査や子育て会議でも保育の質を求める意見をはじめ、たくさんの要望や意見が寄せられました。
子どもたちの健やかな育ちを支援するために次の通り緊急対策を行うこと。
1.待機児童をなくすために区立認可保育園を増設すること。新たな私立認可保育園は、都有地や国有地などを使って、園庭のある保育園とすること。
2.私立認可園の園庭、プールの確保について
この間誘致された私立の認可園では、園庭がない、プール遊びのできるスペースのない保育園がほとんどです。子ども達の健やかな成長を保障するためにも区の施設(学校・幼稚園を含む)の使用など園庭・プールの確保を行うこと。
3.保育園の保育料の引き上げは行わないこと。
4.認証保育園の保護者への保育料の助成については現在の2段階でなく、2万円、2万5千円、3万円、3万5千円、4万円と所得に応じた助成となるよう改善すること。
5.保育園での幼児教育を保障するために、3・4・5歳児クラスの職員を増やすこと。
6.区立幼稚園の3歳児保育の定員を増やすこと。
7.すべての区立幼稚園で3歳児保育を実施すること。
8.学童保育の充実を図ること
① 待機児童をなくすための整備を早急に行うこと。
② 対象児童が6年生まで拡大されるとことに合わせ、運動や、学習の場の環境整備を行うこと。
③ 学童の指導員は、専門指導員を配置すること。
9.医療費の無料化を高校生まで拡大すること。
10. 子育て世代の家賃助成を行うこと。
11、 安心して学べるよう義務教育の負担軽減を図るために
①学校給食の無料化、高い修学旅行費用への補助を実施すること。
②クラブ活動費、PTA会費、生徒会費を就学援助制度の補助対象とすること。
③入学準備助成金制度(小学校3万円、中学校5万円)を設けること。
12、 豊かな教育環境を確保するよう施策の充実を図るために
①急増する児童を受け入れられるよう学校施設を拡充すること。
②区独自に1クラス30人以下の少人数学級を段階的に実現すること。
③リーディングアドバイザリースタッフは職員とし、児童数に応じた配置にすること。