3月9日予算委員会
総括質問の前に行われた修正案の審議
共産党が提案した予算の修正案には自民党、みなと政策会議、公明党の3会派から質問がありました。
熊田は公明党議員の質問に答弁しました。
(修正案の内容は9日付けのブログを参照してください)
質問と答弁です(要旨です)
質問)
75才以上の医療費無料にかかる経費21億4千万円投入することは世代間の不公平を招き、若年層の理解は得られないのではないですか
答弁)
高齢になれば誰でも医療にかかる頻度は増えます。また重症化する場合も多くなります。当然医療費がかかります。
国はひどいことに医療費のかかる高齢者を切り離して後期高齢者医療保険制度を創設しました。75才以上の高齢者も国民健康保険制度や社会保険制度の中でもともと一緒だったものを切り離しました。
75才からの医療費を無料にした日の出町は、今は70才に拡大していますが、医療費が減っているそうです。早期発見早期治療の効果が出ているのではないでしょうか。
誰でも高齢になれば医療や介護が必要になります。これは避けては通れません。そうなったときに安心して医療が受けられるようにすることは多くの方の理解をいただけると思います。
質問)
一律に18才までの児童に助成を行うことは、適切な財政資源の配分や施策の優先順位の視点から疑問を持たざるを得ません。施策の優先順位観点からの考えをお答えください。
答弁)
施策の優先順位で一番は命を守る施策ではないでしょうか。
私たちはその観点で、未来ある子どもの命を守るためにこの修正案を提案しています。
区長も予算編成方針で「あらゆる人が安全・安心に過ごせる快適でにぎわいのあるまちへの取り組み」、「すべての子どもたちを健やかにはぐくむまちへの取り組み」、「誰もが健康で心豊かにいきいきと暮らせるまちへの取り組み」を掲げています。この方針からも医療費の拡大は優先順位ではないでしょうか
港区も子どもの医療費助成は15才まで所得制限を設けず実施をしています。
高校生やそれに準ずる年齢層へ特化した行政施策は少ないのではないでしょうか。そうした観点からも是非ご理解いただきたいと思います。
ちなみに、千代田区はH23年4月から18才まで医療費助成を拡大しています。その条例には公明党さんはじめ全会派一致で賛成されています。
是非、ご賛同いただきますようお願いします。