公開討論会の実現をよびかける声明
2月9日に予定されている東京都知事選について、一部候補が、公開討論会・
公開討論番組への出席を拒んでいることから、これまで一度の公開討論 も実現
していません。1月28日までに、キャンセルされた公開討論企画と番組は、以
下、合計15件に及んでいます。
選挙戦での公開討論会やTV討論は多くの有権者に政策を訴え、フェアな議論を
通じて、自らの考えに近い候補を選ぶための、最も大切な機会の一つ です。宇
都宮候補は、予定していた街頭宣伝も繰り合わせて、すべての公開討論に出席す
るという方針でスケジュールを組んできました。
2012年のアメリカ大統領選挙では、2012年10月3日、10月16
日、10月22日の3回の公開討論が行われ、それぞれの候補者の対応に よっ
て支持率が大きく動き、選挙戦に与える影響は極めて大きなものでした。
私たちは、討論を通じて都民の皆さんに政策について考えていただくことが、
民主主義のプロセスとして何よりも大切だと考え、オープンな討論を呼 びかけ
てきました。一部候補のこのような対応は、民主主義社会において、有権者への
判断材料を与えない結果となっていることは残念でなりません。
私たちは、討論会への出席を拒んでいる一部候補に対して、このような対応を
直ちに改め、正々堂々と公開討論に出席するよう、強く求めます。
また、公開討論を企画して下さっている報道機関等におかれては、一部候補の
対応が変わらない場合、出席を拒否している候補者を除いてでも公開討 論番組
等を企画・製作することを努力されるよう求めます。
希望のまち東京をつくる会
2014年1月28日