有栖川公園に立派な地下室が
本土決戦のための作戦本部用か?
目的は何か、ご存じの方はいませんか
有栖川公園にコンクリート製の立派な地下室があるのをご存じですか。
50センチのコンクリートで固めた要塞ともいえるほどで、部屋が2部屋、トイレもあります。さらに、外気を取り入れるためか、地上につながるバイプがあり、各部屋につながる吸気の配管もあり、手動式と思えるポンプが真っ赤に錆びてはいますが、しっかりと残っています。また、電灯用の配線もしっかりとされています。
関係者の話では、昭和53年から54年にかけて、全国で防空壕の調査を実施しました。調査は区民や職員の情報で区内各地の調査を実施しました。その時、麻布支所に勤務していた職員が、戦争中に有栖川宮記念公園で「地下室を作ってのを見た」、「入り口はこのあたり」との話から、掘ったところ入り口を発見。地下に立派な部屋があることがわかったそうです。
何のために作ったのか、定かではありませんが、立派な造りからして本土決戦に備えて、軍部の作戦本部が使うためではないか、関係者の話です。
当時のことをご存じの方はいませんか。
戦争遺跡として保存、区民への公開などの検討が必要になっているのではないでしょうか。