~安全な社会づくりをめざして~
市川大輔(ひろすけ)さんのエレベーター事故から8年の集会
6月3日はシティーハイツ竹芝(区民向け住宅)で、2008年6月3日シンドラー社製エレベーターは突然扉が開いたまま突然上昇し、16歳の高校生の命を奪いました。事故から8年、いまだに何も解決していません。
柳田邦男さん(作家)の「原発の現状と問題」の講演、「シンドラー社製エレベーター事故 裁判の現状」について前川 雄司弁護士が報告、本江 彰さん(日本ヒューマンファクター研究所)が「事故調査機関の役割とは」についてお話ししました。
事故については刑事、民事ともに裁判が進行中です。大輔さんの母正子さんはあいさつで「まだ何も解決していない。時間は止まったまま、事故をなぜ防ぐことができなかったのか、きちんと答えを出し、企業、行政に真の安全対策をとっていただきたい。命を守り次の世代につなぐ安全な社会をつくらなければ」と訴えました。
また、「ここまで頑張れたのはみなさんの支え、さまざまな被害者の頑張りがあるから」と感謝を述べました。
集会の前に、7階の献花会場で献花し、さまざまの思い出の資料を見ました。
あいさつする市川正子さん
講演する柳田邦男さん
裁判の現状を報告する前川雄司弁護士
「事故調査機関の役割とは」のついて講演する本江彰さん