平和・くらし・被災地に
東京集会 志位委員長がスピーチ
憲法施行から65年の3日、全国各地で憲法を守り生かそうと多彩な集会、行動が取り組まれました。東京都千代田区の日比谷公会堂でおこなわれた「輝け9条 生かそう憲法 平和とくらしに 被災地に 5・3憲法集会」には、どしゃぶりの雨の中、2600人が参加。会場に入りきれない人たちは、傘を差し、かっぱを着て、外に設置された大型ビジョンを視聴しました。
「つながろう!放射能から避難したママネット@東京」の松本徳子さんは、放射能によって、空気、水、大地を汚染され、高い放射能から娘の身を守るために福島県から東京都に自主避難し、家族がバラバラに生活していると発言。「原発再稼働は許せません。子ども、孫、ひ孫、やしゃごまでに重い十字架を背負わせるわけにはいきません。私たちは原発をなくすべきです」と訴え、大きな拍手に包まれました。
元宜野湾市長の伊波洋一さんは、旧日米安保条約の発効から60年を迎えたもとで、「安保条約を見直すスタートの年にしよう」と呼びかけました。脚本家の小山内美江子さんは、かつてヨルダンを訪れた際、現地の青年が9条をもつ日本の憲法はすばらしいと語ったエピソードを紹介しました。
日本共産党の志位和夫委員長は、日本社会が直面している「憲法と相いれない現実」として原発、日米安保条約、橋下「維新の会」を指摘。「原発ゼロの日本」をつくり、安保条約による平和、人命、人権をないがしろにする政治を許さず、人権と民主主義を守る国民的連帯をつくろうとよびかけました。会場から「そうだ」の声が飛びました。
女性の憲法年連絡会の西田美樹さんが主催者あいさつし、社民党の福島瑞穂党首がスピーチ。サックス奏者の中川美保さんが「長崎の鐘」などを演奏しました。
集会後、参加者は「憲法を守ろう」と唱和しながら、銀座までパレードしました。