「新聞記者」・・・本の帯より
突然の脚光、声援とバッシング、間接的な圧力も
「だれも聞かないなら、私が聞くしかない」
大きな声で、わかるまで、私にできるのは質問し続けること
「事件取材で最初から真実を聞けることなど、まずない。ぶつけた質問が否定されることを前提に、何度も何度も疑問を投げかける」(「はじめに」より)
マスメディアが「忖度」で国民の知りたいことをなかなか報道しなくなっている中、望月さんはがんばっています。
読みごたえがある本ですが、一番印象に残ったところを紹介します。
第5章 スクープ主義を超えての最後、「私は特別なことはしていない。権力者が隠したいと思うことを明るみに出す。そのために、情熱をもって取材相手にあたる。記者として持ち続けてきたテーマは変わらない。これからも、おかしいと感じたことに対して質問を繰り返し、相手にしつこいといわれ、嫌悪感を覚えられても食い下がって、ジグソーパズルのようにひとつずつ疑問を埋めていきたい。
いい言葉、決意だとは思いませんか。