第1回定例会報告・予算修正案を出しました

予算特別委員会は全議員で構成され、各款別に質疑が行われます。

共産党区議団の持ち時間は3人で180分です。持ち時間全てを使って区民の皆さんから寄せられた要望などを取り上げました。

私たちは区民のみなさんの暮らし、福祉、教育などを応援するために予算修正案を提出しました。

予算修正(案)を予算委員長に提出

修正案のポイント*介護保険の居宅サービス利用料3%軽減*心身障害者福祉手当を精神障害者にも支給*75歳以上と18歳までの医療費の無料化

*小学校・中学校の入学支度金支給*給食費の無料*修学旅行費として5万円助成*国民健康保険均等割り1万円引き下げ、第2子以降の均等割りを全額免除*介護保険料の基準額を千円引き下げるものです。

残念ながら修正案は共産党以外の会派が反対し否決されました。

予算修正(案)の提案説明を行いました。

予算特別委員会最終日の国民健康保険会計の質問

【質問】コロナ感染症拡大でコロナに感染し、休業した場合、国保でも傷病手当金が支給されることになりました。死亡した場合はご遺族に支給されます。世田谷区が同性パートナーにも異性の配偶者と同額を支給することを決めました。マリアージュ制度を導入している港区も実施するよう求めました。

【区の答弁】マリアージュ制度を案内する際に二人が交わす契約書の中に相続に必要な事項を記載することで、傷病手当金を含む相続に係る申請が可能になることを説明している。

予算要望書を提出しました(2021年度予算に対する要望書)

共産党区議団と日本共産党港地区委員会と一緒に来年度予算に対する要望書を副区長に提出しました。

今年は新型コロナ感染症で多くの課題があります。区民の不安、商店等への影響などなど、区民の暮らしや営業は本当に大変です。区民に一番身近な自治体として区民に寄り添った支援が重要です。コロナ感染症についてもまとめて要望しました。

 

区議会議員在職25年の表彰を受けました

 

2020年6月24日

第2回定例会の冒頭で、区議会議員としての在職25年の表彰を受けました。

本会議場で、25年の議会活動を振り返って、挨拶を行いまた。        

在職25年の表彰を受けての本会議場でのあいさつ      

  私の区議会議員としての25年の活動に対し、表彰をいただき本当にありがとうございます。

 誰もが経験したことのない新型コロナの影響で、区民の皆さんの暮らしや営業が本当に大変です。一日も早い収束と日常の生活を取り戻すためにも行政と議会が一体となって取り組むことが重要だと考えています。私も全力で取り組みます。どうぞよろしくお願いします。

 私が25年間、区議会議員として活動を続けてくることができましたのは、本当に多くの区民の皆さんのご支援のおかげです。支えていただいた皆さまに心からお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。 

25年間、区民の皆さんからご要望やご意見をはじめ、ご相談をいただきました。その一つ一つに十分に寄り添えたのだろうかと、自らの活動を振り返るいい機会にもなりました。

 私は、この25年間、看護婦としての経験を活かし「看護の心を区政に」と、とりわけ福祉の分野に取り組んでまいりました。常に心掛けてきたのは現場の実態を取り上げること、十分な調査を行うことです。困っている方の実態をお伝えすることで、少しでも改善させることができたのではないかと自負しています。

もちろん私一人の力でできたわけではありません。困難を抱える住民の困りごとの解決のためには、多くの職員の皆さんに助けていただきました。この場をお借りいたしまして感謝申し上げたいと思います。 

 私の25年の議員活動の中で、どうしても忘れられないことがあります。飯倉小学校の廃校問題です。125年の歴史を持つ飯倉小学校は2004年(平成16年3月)で廃校になりました。

理事者の皆さんの中にも、議員の皆さんの中にもこのことを知らない方が増えました。

この問題は、港区政にとっても、港区議会史上にとっても、重大な汚点を残すことになりました。

 学校の廃校問題は、子どもたちや保護者、地域の方々と多くの方に影響を与えます。だからこそ時間をかけて十分な話し合いが必要です。

仮に、統廃合を行うにしても、統合される学校との学習交流を重ね、子ども達の統合に関する不安や負担を軽くしてやるのが、行政や教育委員会の役割です。

ところが、飯倉小学校の場合はそれがありませんでした。廃校ありきで関係者を無視した強硬なやり方が、長い間、地域にしこりを残しました。

飯倉小学校の廃校の議案を審議した区民文教常任委員会では賛否が同数となり、委員長の裁決によって、廃校とする議案は否決されました。2003年12月12日の深夜に及ぶ本会議でも、賛成と反対が同数となり、議長の賛成で廃校が決まりましたが、住民の怒りの声と議場の怒号の中で、その声は誰にも聞き取れませんでした。当時の議事録には、議長の発言の後に(発言する者多く徴収不能)との記録が多くあります。 

 こんな乱暴な形で自分たちの大好きな学校の廃校が決まったことを36名の在校生はどのように受け止めたのでしょうか?

行政や議会のやり方とは別に、自分たちの学校をまもるために必死に頑張る地域の大人たちの姿は子ども達に大きな勇気を与えたことでしょう。その姿を示すことができたことが唯一の救いです。あの時の子ども達もみな成人しました.

 今、行政の皆さんは、住民の方との話し合いに十分な時間をかけて、取り組んでいます。飯倉小学校の教訓が生きているのではないかと私は勝手に思っています。

飯倉小学校が長年続けてきた山形県舟形町との交流事業も、現在は麻布支所が引き継いで、子ども達の交流が続いています。

飯倉小学校の廃校問題を忘れないでいただきたい。教訓として頂きたいと思います。私も初心を忘れずに活動を続けてまいります。

 発言の機会を与えていただきました議員の皆様にお礼をもうし上げて挨拶とします。ありがとうございました。

 

「補正予算」が可決されました

 5月12日、臨時議会が開催され、一人10万円の給付金を含む補正予算約345億円が全会一致で可決されました。

 給付金については、申請用紙が区から郵送されてきます。5月22日頃配送予定です。

   給付金に関するお問い合わせはコールセンターまで

コロナの感染拡大防止で区議会の開催も感染対策を取りながらの開催です。

①ドアを開けて密閉を避ける。②密集を避けるために、各会派からは議場に入る方の人数を減らし、議場に入らない方は、控室で中継を見て参加。(採決の時は全議員参加)③マスクの着用④入室時は手指の消毒などです。

 コロナ対策は長期戦が予想されます。議会は区民の皆さんの声を取り上げ改善や区の施策に反映させていくことが仕事です。コロナの感染拡大の中で、多くの区民がくらしの不安、感染への不安や営業を続けられるのかといった不安でいっぱいです。お一人で悩まずにご連絡ください。