羽田の新飛行ルート案の見直しを求める請願 自民・公明・政策会議が継続に 傍聴者が驚きと怒り 共産党は採択を強く主張
「羽田空港の機能強化に伴う、港区上空を飛行する計画の見直しを求める請願」が第2回定例区議会に提出され、6月21日の交通・環境等対策特別委員会で審議されました。
この請願は、白金地域の田島町・尚礼会・白高町会・白金第四町会・第一三光町会・一心会町会・白金三光第六町会・白金三光町会・白金町会・新広尾三丁目町会・白金三光第五町会・奥三光町会・白金商店会・メリーロード高輪の14町会長・商店会長の連名で提出されたものです。
請願者が「安全を確保するために議会の力と知恵をかしてほしい」と切々と訴えました。その後、質疑が行われました。請願について各会派から態度表明があり、共産党委員は、「請願の内容は当然で、区議会、港区の方向と一致している」と採択主張。自民党、みなと政策会議、公明党、都民ファーストの会が継続を主張したため、多数で継続となりました。
34名の議員のうち、請願の紹介議員署名は18人がしています。過半数の議員が請願に賛同を示しているのに、継続審議扱いは異常です。
質疑の中で、自民党や公明党、政策会議の議員は、請願に賛意を表明する意見を出しているのに、採決の時には継続を主張したので、たくさんの傍聴者は、請願は採択されると思っていたところ、突然「継続」を主張したので、傍聴席から驚きと怒りのどよめきが沸き起こりました。特に公明党の発言は、傍聴者のだれもが採択を主張するのではと思ったほどです。
日本共産党区議団は、請願を出された方々と力を合わせ計画の撤回まで奮闘します。