つづきです。
11月23日岩手県の被災実態を焼き付けた後、石巻救援センターへ入りました。翌日の炊き出し準備です。まず、全体の打ち合わせをして、野菜を洗い、切ります。ゴボウ、ニンジン、大根など。大根とニンジンは下煮込みしておきます。翌日から煮たのでは、火が充分にとおりませんから・・・。この準備作業を終えて、器材と材料を軽トラックに積み込んで作業終了です。
宿に行く前に「ふたごの湯」で疲れを癒します。宿では、ナベです。寒いのと、疲れているので、ナベが最高です。簡単だし、栄養も取れます。
10時には寝ました。ぐったりです。
翌日、24日、7時20分に宿舎を出て、センターへ。東松島の陸前小野駅前仮設住宅へ出発です。
この日は、バザーと炊き出し、要望の聞き取りなどを行います。また、幼児用自転車の抽選会もやります。
バザーも大好評。トン汁であたたまってもらいます。いつも感じますが、寒い時に汁物を食べると、ホッとしますね。みんなならんで、食べて、ニッコリです。家族で夜の分もと、小なべにも盛りつけます。ナベをもってきた方に、「汁にうどんを入れると美味しいよ」と声をかけます。「是非やりますよ」などと返事が返ってきます。
この日は別のボランティアの方々が、鍼灸マッサージ、ポップコーンの「爆弾」などもあり、盛りだくさんです。私たちのボランティア仲間も被災者の後に、何人もマッサージを受けていました。私たちも、トン汁のサービスをしました。
干し柿が仮設の集会所にたくさんあります。飾りのようでもあり、きれいです。
自転車の抽選会は、一人だけだったので、この子がゲット。まだ小さいので、自転車に乗るのは、半年後かな・・・。
行動が終わって、センターに戻ってから、米の小分けと日用品の袋詰めです。てぎわがどんどんよくなりアッという間に終わります。
今回は、20代、30代の青年が中心です。10名です。参加者の感想では、「泥だしなどで何度か被災地に来たが、仮設住宅を訪問して要望を聞いたのははじめて。直接被災者の声を聞くことが出来てとても良かった」、「いつかボランティアに参加したいと思っていたが、やっと実現できた。自分にもやれることがあると感じられた」、「被災地の復興を見守り、また、支援も続けなければと実感した」等々が出されました。
丸い建物は、石巻市内の石の森章太郎マンガ館です。再開しています。左の海辺は、東松島の室浜です。おだやかできれいな海です。
ここにも津波が襲いかかりました。
これからも、被災地への支援が必要ですね。私は常々思っているのですが、復興への一つの目安は、仮設住宅が役割を終了して、本格的な住まいを全員が確保することだと思います。また、仕事確保ですね。これが大事だと思います。もっとも、心の問題は解決しませんけれど。